>>147 >>148
『映画春秋』:キネマ旬報から派生した映画論壇誌。
教科書に全文載せてほしいけれど絶対にやらないだろうし(現状の日本の教育とは正反対)、
精神的に自立していない中学/高校生で理解するのは難しいと思う。

伊丹万作
「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」
あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切を
ゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである。

ハンナ・アーレント/Hannah Arendt
悪とは、システムを無批判に受け入れることである