このエピソードグラディオラスのすごいところは配信前からストーリー的に終わっているという点です。

敵国のレイヴス将軍にボロ負けして、それが動機となって修行を決意しています。
つまり修行の目的はノクトを守る力を得ること。具体的にはレイヴスに負けない力を得ることです。

しかしプレイヤーの皆さんはもう知っているのです。
本編にて修行から戻ったグラディオラスが一切強くなっていなかったことを・・・。

レイヴスとの再戦ではポーション漬けにされたあげく
最後には蘇生が面倒になって放置されるグラディオラスのことを我々は既に知っているのです。

まぁそれはゲーム的な話しで大げさな表現でしたが、
ストーリー的に見ても修行の成果を発揮してレイヴスとの因縁に決着を付けるといった場面はありませんでした。
この修行においてどんな死闘を繰り広げて戦士としての成長が描かれたとしても、
修行前後で変化がなかったことを我々は知っているのです。

つまり、この修行期間をどのようなエピソードで描こうともプレイヤーの心に響くものは一切ないのです。
配信前から終わっているというのはそういう意味です。