くびれた腰を掴み、繰り返し引き寄せる。
よく潤んでよく耕された秘肉は、何度味わったとしてもきのくる気配がない。
俺と桐生院はウマ娘のトレーナーである。だがいまだけはひとりの男と女だった。それどころか色欲に狂った獣かもしれなかった。
常夜灯の薄暗い視界のなか布団の上で蠢く肌色の塊。官能に満ちた悦びの声。濡れた肉と肉が打ち合う音。むせ返るほどの男女の匂い。世界にはそれ以外何もない。それだけが全てだ。しかし、それだけで充分だった。
「桐生院、桐生院……!」
肉棒で奥を突くたび互いに甘い波紋が広がる。艶声が耳をくすぐり脳を痺れさせてゆく。乱れる彼女の肢体はまさに肉欲のうねりそのもので、快楽にただただ溺れた。
「いまだけは、葵って呼んでください……!」
荒い息と喘ぎ声で途切れがちに紡がれた言葉に、俺は頷いてみせる。
「葵……!」
「ああ…っ!」

その時、ふと閃いた! このアイディアは、ナイスネイチャとのトレーニングに活かせるかもしれない!