>>654
歯周病は単に「歯茎が腫れる」「出血する」「歯が抜ける」といった、口腔内の問題に留まりません。
歯周病菌という局所で産生された炎症物質が血流に乗り、体内を駆け巡ります。
この炎症物質が肥満、糖尿病、心筋梗塞などの病気に関係していると考えられてきました。
もう少し詳しくお話すると、これまでは「歯垢(プラーク)内で増殖した歯周病の原因菌ジンジバリス菌が引き金となり、後述の炎症メディエーターの放出を促進し、肥満や糖尿病、心疾患に悪影響を及ぼす」と考えられてきました。
更に近年の研究では、ジンジバリス菌が腸内細菌叢の均衡を乱し、肥満、糖尿病、心筋梗塞などの疾患の進行を加速させているというメカニズムが新たに発見されています。


歯周病菌 → 腸内細菌 → 肥満・糖尿病(´・ω・`)