たまごっちブームは社会現象化した。
50個のたまごっちの抽選販売に対して、抽選整理券が4000枚配られた所もある。

しかし、1998年に入るとブームが沈静化。
それまでに経験したことがない大ブームに大増産を行ったバンダイは不良在庫の山を抱えることになり、
在庫保管費などが経営を圧迫、1999年3月にメーカー在庫250万個を処分。
不良在庫の処分により60億円の特別損失を計上し、最終的に45億円の赤字となった。
大ヒットしたにもかかわらず、社内では失敗という声も出た。

娯楽業界の一寸先は闇なのである