――今回のキャンペーンでは、「Igavania」というキャッチフレーズ的なジャンルを付けていましたが、このジャンル漬けについてどんな思いがあるのでしょうか。

五十嵐氏:正直なところ、僕自身はこの名前には反対派なんです(笑)。

――えっ、そうなんですか?(笑)

五十嵐氏:まあ反対というか、自分の名前を付けるのはどうなのかな、という話ですね(笑)。
Kickstarterで展開をするときに、海外で「メトロイドヴァニア」というジャンルがあって、それを全面に押し出していくという話が出たんですが、「メトロイド」は任天堂さんのIPですからそれはまずいだろうということで、「Igavania」という名前に変えたんです。
それが意外にウケがよくて、言葉としてもある程度定着したので、そのまま使っているというわけなんです。

――やっぱり自分のお名前が出るのは恥ずかしいですか?

五十嵐氏:恥ずかしさもありますが、開発者は基本的には裏方ですから、
こうして広告塔として出るならともかく、作品の名前として出るのは、例えジャンルとしても抵抗感があるんですよね。

――「メトロイドヴァニア」というジャンルについてはいかがです?

五十嵐氏:聞いた当初は、そのジャンルの呼び方を知らなかったんですよね。
「メトロイド」という作品自体も当時から好きで、「スーパーメトロイド」などは名作だと思っていて、探索系のジャンルとしても参考にさせていただいたところはありますし、
リスペクトもしているので、その第一人者であるタイトルに自分がフランチャイズでやってきた作品を融合するとはなにごとかと思うことはありました。
言うなら単純に「メトロイド系」でいいじゃん、みたいな(笑)。
でも皆さんが喜んでいるのなら、その呼び方でもいいかなとも思いますね(笑)。

https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1217072.html