「モンスターを倒した。これで安心だ」。ほっとした被告は、自身のツイッターにそう投稿した。口から血を流し動かなくなった母を横目に、ずっと見たかった民間ボディーガードの主人公が活躍するドラマ「BG〜身辺警護人〜」を見た。肩の荷が下りたような感覚になっていた。遺体に毛布を掛け、その日は寝た。母の遺体を切断し、両手と両足を燃えるごみに出し、胴体は丸形ペールに入れて運び、守山町の旧野洲川の河川敷に捨てた。自宅から約250メートルしか離れていなかった。

 滋賀県守山市に発見され、警察が捜査に乗り出した。被告は死体遺棄容疑で6月に逮捕され、殺人容疑で9月に再逮捕された。近所の住人らは「近所づきあいのない家だった」「1週間前に犬の散歩をしているのを見て、あいさつした」「(娘さんは)医大を目指すぐらい勉強はできたが、コミュニケーションが不得意だった。(お母さんとは)一緒に買い物をするなど仲は良かった」と口々に言った。

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