ゲームソフトの高価格化が止まらず “1万円でお釣りが戻ってくる時代”の終焉がもたらすもの
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecd23ad19b724040611d698d9f7c5679a531a9c9

そうした市場傾向のなかで高価格タイトルに待っているのは、購入者のシビアな目線という逆風だ。先に挙げた直近の例だけを見ても、大きな評価を獲得した作品、「価格の割には」という烙印を押された作品のあいだにある溝は大きい。スクウェア・エニックスは去る3月15日から、『FORSPOKEN』のセール販売をスタートさせている。

ゲームカルチャーにとってほんとうに大切なのは、余すところのない技術の活用などではなく、ユーザーの満足感にコミットする設計なのではないだろうか。2023年2月に発売された『オクトパストラベラー2』のレビューには、「こういうのでいい」という言葉もあった。3月9日に発売されたアドベンチャーゲーム『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、1,980円(税込)という低価格ながら、各所で高評価を獲得している。

『ディアブロ4』は、その価格に見合った体験をユーザーへと届けられるだろうか。長く広い目で見ると、ゲームソフトの高価格化、つまりわかりやすいクオリティへの傾倒は、制作側とユーザーの分断を生む気がしてならない。

2DHDは案外評価高いんだよね(´・ω・`)