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ソニーの珍しい、そして売り切れ続出の新型携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータル」が、同社の想像以上に熱い。

「数字でお伝えできることはありませんが、我々の予想を上回る需要が続いています」と、プレイステーションのプロダクトマネジメント担当副社長、若井浩美氏は最近私に語った。

ポータルは200ドルのポータブル製品で、PS5のコントローラーを半分に折って、8インチのスクリーンの反対側にくっつけたような形をしている。

これは専用の携帯ゲーム機ではなく、新型PSPでも、このためだけに作られたゲームをプレイする新型Vitaでもない。 その代わり、ユーザーのプレイステーション5からWiFi接続でゲームを取り込むストリーミングデバイスだ。 PS5の周辺機器として考えるのが最適で、ゲーム機オーナーにとっては、体験を高めるためにハイエンドのコントローラーを買うような贅沢な買い物だ。

ソニーは昨年5月にポータルを発表し、多くのゲーム関係者を困惑させたが、その後11月に発売され、売り切れ続出となった。

しかし、ソニーはこのマシンについてほとんど語っていない。

若井氏は2005年からプレイステーション・グループに勤務している。

ポータルのルーツは、2006年にソニーが発表したPlayStation 3向けのリモートプレイにある。 それ以来、ソニーはPS3、PS4、PS5コンソールのゲームを、ソニーの初代携帯ゲーム専用機「プレイステーション・ポータブル」、PC、携帯電話、タブレットなど、さまざまなデバイスにストリーミングできるようにした。

ソニーはリモートプレイのユーザー数を公表していないが、若井氏によると、利用は安定しており、ゲーム機の販売台数に比例して増加している。 ソニーがこのコンセプトに夢中なのは明らかだ。

「PlayStationポータル・リモートプレイの最初のアイデアは、高品質のコンソールゲーム体験をプレイヤーの手に届けるという目標から生まれました」と若井氏は語った。