日本人の傾向として、自己主張が弱い事が挙げられます
一方で、欧米ではその逆。自分が自分がという意識が強い

実は、この意識の違いが、ゲームの趣向にも現れているのです

例えば“オープンワールドゲーム”です

オープンワールドゲームは、主人公が広大なフィールドを
駆け抜けながら旅をするという特徴があります
これは非常に自由度の高いゲームシステムなのですが
この自由度こそ、自己主張の差で楽しめるかどうかの
差が出てきます

自己主張の弱い人にオープンワールドゲームを与えるとどうなるか?

「何をしていいか分からない」

こうなるんですね

逆に自己主張の強い人にオープンワールドゲームを与えると?

「え?なにこれ?」
「広い!」
「どこまで続くんだろう」
「何があるんだろう?」
「ワクワクしてきたぞ」
「よっしゃ!冒険しよう!」

このように早速キャラクターを操作し
ゲームの中に隠された楽しみを見つけ出し
物語を進めていくわけですね

これは“好奇心”なのですがこの
自己主張の高さこそが好奇心を生み出しているのです

そういう意味では、自己主張の弱い人は
こういった好奇心がなく、能動的なゲームが楽しめないのです

分かりやすく言えば

自分から進んでドアを開ける人は
オープンワールドゲームに向いていると言えますが

逆に、他人にドアを開けてもらわないと進めない人は
オープンワールドゲームには向いていないと言えるでしょう

もっと分かりやすく言えば

「俺が主人公だ!」

って人がオープンワールドゲームに向いています
オープンワールドゲームに多いRPGの定義の一つとして
主人公に“なりきる”というものがありますが

まさに、自己主張の強い人ほどこの主人公に成りきりやすく
逆に弱い人はなりきれません

ゆえに、自己主張が弱い人は、こういったゲームに
根本的に向いていないと言えるわけです