過程を楽しめ😭

https://www.nintendo.co.jp/labo/interview/interview_02/index02.html
もう1つは・・・すっごく面白くない試作ができたんですよ。
この「オルゴール」っていうヤツが・・・全然、面白くない。
これ、理髪店のカンバンみたいに、筒に斜めにシールを貼っていて、クルクル回すんです。
理髪店のカンバンって、回転運動が縦に移動しているように変換されるんですけど、カメラでその移動を読みとれば回転速度をBGMの再生速度に変換できる。
仕組み自体は割と面白いなぁと思って、僕らはちょっとテンション上がってたんですけど・・・。
「でもこれ、いざお客さんに遊んでもらうことを考えたら、どうなんやろ?」と。
そのときは、(外からは仕組みが見えない)ブラックボックス化されたアタッチメントを用意するイメージだったんですけど、
Joy-Conに何か、クルクルしたヤツをつけて、それで音が鳴って・・・。「これ、おもろいんか?」って思ってしまったんですよね(笑)。

結果だけ見たら・・・あんまり面白くなかったんです。

「オルゴール」は、「構造が見えていること」と、それを「自分たちが思いついた」っていうところが楽しいのであって、
それはこのままではお客さんには届かない部分なんです。だから「こういう風になったらあかんのやな」って、「あかんポイント」がわかったんですよ。
それを踏まえて、どうやって製品化するのか?って考えたときに、「段ボールで、自分で作る」ってことにしたら・・・
「弱点を強みにできる」と考えたんです。

ここで「自分で作る」という部分もひっくるめて考えるようになったんですね。