今週は2月末時点の市場概況についてまとめてみた。まず、市場規模は数量で、ハードが18.7％減の549万台、ソフトが17.3％減の2,483万本と両市場ともに縮小。

　機種別で見ると、Nintendo Switchはハードが12.7％増の364万台、ソフトが61.4％増の1,328万本と大きな伸びを示しているが、それ以外のハードが軒並み減少。

　対抗馬のPS4は、ハードが29.4％減の133万台、ソフトが16.1％減の867万本と縮小。
携帯機のPS Vitaと3DSについては、PS Vitaが半減、3DSは両市場で7割減するなど厳しい状況となっている。その結果、金額ではハードが12.7％減の1,648億円、ソフトが14.3％減の1,621億円、全体では13.5％減の3,269億円と１割以上縮小している。

　ちなみに、前年度並みの数字（4,066億円）を達成するためには、3月だけで797億円、前3月期実績（287億円）の2倍以上の市場規模が必要となる。
今の市場動向や今後のラインナップを見ると、この数字の達成は厳しいと言わざるを得ないが、3月期でどこまで縮小幅を小さくできるか、今後の動きに注目したいところだ。

http://dengekionline.com/elem/000/001/890/1890795/