・中国紙・環球時報は18日、「日本のゲームで日本を打ち負かす、中国の巨大な成功」と題する記事を掲載。
米紙ニューヨーク・タイムズの16日付の記事を紹介している。

・ニューヨーク・タイムズの記事はまず、2020年にリリースされたオンラインゲーム「原神」について、
「世界で最も人気のあるゲームの一つで、日本的な特徴をすべて備えている。
人間サイズの剣、大きな目と尖った虹色の髪をしたキャラクター、メイド服を着た女性…。
異なるのは1点だけ。それは、中国製であることだ」と説明した。

・その上で、「『原神』は中国のオンラインゲーム業界で初めて本格的に世界で大成功した。
初年度に20億ドルを稼いでいるが、その他の中国製ゲームとは異なり、その収入の多くは海外から得られている」と紹介。

・「彼らは“老化”しつつあるオンラインゲーム超大国・日本をターゲットにして、人材を奪い、長年にわたって日本の業界リーダーから学んできた経験を実践している。
いくつかの面では、中国はすでにアジアの隣国(日本)を追い越し始めているのだ」とした。

・中国には依然としてクリエイティブな面に弱点があるとしつつも、
「このゲームは多くの業界関係者から日本が直面している課題を浮き彫りにする象徴的な存在と見られており、
最初は見向きもしなかった人々も中国製ゲームのクオリティーやディテールに圧倒され始めている」と伝えた。