外人さん「原田さん、鉄拳8にブラッディロアのキャラ出して!」

原田氏「皆さんの中には、このコラボレーションを定期的に提案している方もいらっしゃいますが、非常に稀です。単に個人の好みの問題であれば、良いアイデアかもしれませんが...、
私にはさまざまな立場や視点がありますが、プロデューサーの視点から見ると、申し訳ありませんが「まったく良いアイデアではありません」。
こうしたコラボレーションの提案を継続的に受けているので、これを良い機会として、コラボレーションの一般的な考え方を少し紹介したいと思います。
コラボレーション自体は、2 人のメーカー間のあらゆるアイデアに開かれています。したがって、以下に示す内容はすべての人に当てはまるわけではありません。
これは仮定です。
一般的に「類似ジャンルの作品同士のコラボ」において重要な条件の一つとして「双方にとってWin-Winの関係が構築されていること」が挙げられます。
ただし、以下の議論は「全く異なる業種との連携」には当てはまりません(商品の組み合わせによって「win-win」の意味合いが大きく異なるため)。
この「似たジャンルの商品同士のコラボ」というケースでは、お互いにwin-winの関係を築こうとすると、いろいろなことが見えてきます。
たとえば、あなたがブランドだとしましょう。
あなたはブランドであり、競合ブランドがあなたとのコラボレーションを申し出ています。そして、あなたとのコラボレーションを申し出ている競合ブランドがあります。
この場合、競合ブランドは、あなたと同じくらい有名で価値のあるブランドであるか、またはあなたよりも知名度と評価が低い競合ブランドである可能性が高くなります。
一方、競合ブランドとコラボレーションしたい場合はどうすればよいでしょうか?
一般的に言えば、あなたのブランドの価値を高めてくれる人を選びたいはずです。言い換えれば、可能であれば、あなたのブランドよりも世間から高いブランド価値が認識され、よりよく知られている人を選びたいはずです。
あるいは、「最低限の要件において競合他社と同等でなければ、良好な相乗効果や連携効果を狙うことはできない」と考えるかもしれません。
両者の知名度や時価総額に差がありすぎると、双方にメリットのある状況は実現できません。
単純な損得ではなく、「Win-Winの関係を築けるか」という考え方の基本が非常に重要なポイントです。↓