――今作のプラットフォームにSteamを選ばれたのはなぜでしょうか。

野口氏:
まずひとつは、日本でSteam市場が成長してきたことです。個人的に2011年くらいからSteamをチェックしていて、ユーザー数が伸びて、国内向けのゲームタイトルのリリースも増えてきて、日本でSteam市場の拡大が確信できたのがSteam向けに『首都高バトル』をリリースした理由ですね。

あと、レースゲームはどうしてもニッチなジャンルになってしまって、国内だけで開発費などをペイするのは難しいと考えています。
世界中で売らなくちゃいけないと考えていたので、そういったところでもSteamが適しているかなと思いました。

――Steamをチェックされてきたとのことですが、何か印象的だったタイトルはありますか。

野口氏:
レースゲームだと海外発の『首都高バトル』フォロワータイトルが去年、一昨年くらいにいくつか発表があって、各社がそれぞれレースゲームを盛り上げてくれているんだなと思っています。
そういった日本のフォロワー的な作品……恐らく思い浮かべている作品は同じかと思いますが、本当に日本発のいろいろな自動車文化を広く受け入れてくれているんだなと解釈していますね。