2020年7月17日(金)讀賣新聞32ページ(下手な要約)

豪華客船 一転「病棟」に
隔離の乗務員「日光浴びたい」
階級の高いほうからオフィサー、スタッフ、クルー。

乗員も約0人が発熱していた。神奈川県技監の阿南英明医師(54)が赴いたのは13日。そこで目の当たりにしたのは、
豪華客船の舞台裏。顔を真っ赤にしたフィリピン人女性クルーが、窓のない部屋で荒い息をしていた。2段ベッドわきの空間は幅1メートル程度。「苦しい。国に帰りたい。」。涙ながらに訴えられた。「必ず助ける」。そう言うのが精いっぱいだった。
「現代の『蟹工船』だ」。過酷な漁船労働者の日々を描いた昭和初期の小説を思い出した。

南米出身の女性スタッフは、熱が下がって検査で陰性となっても、隔離が続いているのに不安を募らせていた。
「日光がが浴びたい」。
昼夜もわからない部屋に一人、何日も陽光を見ていない。

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