沙粧「教えてあげようか。梶浦はあなたのことなんて愛してないわ。あなたはただの遊び道具」  カッとなる麻美がはじめて取り乱し、沙粧の馬乗りになって平手打ちをかます。 麻美「ふざけたこと言わないで」 沙粧「女性の連続殺 人の例はあまりないの。つまりデータが不足しているということなの。梶浦は確かめたかった。女性の連続殺 人犯にはどんなケースがありえるか。それをあなたで実験したかったの。定期券拾ったなんてウソ。あなたに近づくために盗んだのよ」 麻美「梶浦のことならなんでもわかるっていうの?」 沙粧「少なくともあなたよりはね。用がすんだら捨てられてそれでオワリよ」