http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1082153.html
ヤマハは、 VRコンテンツなどと相性の良い立体音響技術「ViReal」(バイリアル)を使った、3Dヘッドフォン再生技術の本格提供を2018年1月から開始する。

これに先立ち、カプコンが2017年12月14日に発売するゲームソフト「バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション」と、 2018年1月26日発売予定の「モンスターハンター:ワールド」に、この技術が採用される。

「“視る”VRに対して、 ViRealは、 ヤマハが提案する“聴く”VRを実現する技術の1つ」という。

前後・上下・左右、あらゆる方向から聴こえてくる音をヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーでも再現できるというもので、再生だけでなく、独自のマイクテクノロジーとサウンドエンジンによって立体音響の“収録”、“制作”も総合的にサポートするのが特徴。

収録には、全方向の音を方向の情報を保ったまま、一度に64chで収録できる「ViReal Mic」を使用。「高解像度の収録により、その場の空気感までも再現する」という。

これを使ったヘッドフォン再生技術により、「どんな人でも、どんなヘッドフォンでも、最大限の立体音響効果が得られる」とし、2,000方向以上の分解能でなめらかな音源移動を実現。
「未だかつてない圧倒的な高品質サラウンド音響を提供する」という。専用のヘッドフォンは不要。

スピーカー再生時は、事前にスピーカーレイアウトを決めて音の制作をする必要がなく、「ViReal Speakers」では、スピーカーの数や位置に応じてリアルタイムにレンダリング。
スピーカーの制約にとらわれず、自由な設定で最適な音空間を提供するという。
つまり、立体音響でコンテンツを作れば、それをヘッドフォンでも、スピーカーでも、再生環境にあわせてレンダリングできる。