完全新作『真・女神転生V』の“メガテンらしさ”はどうなるのか? プロデューサー・山井一千氏が語る、開発の本格化と“成功祈願”に込めた思い──
2018-02-23 18:00
https://www.famitsu.com/news/201802/23152349.html

 ありがたいお言葉をいただいたところで、記者はこんな質問もしてみた。
ティザー発表後はユーザーからどんな反響があったのか? 『V』はどのような作品になるのか?
山井氏は、内容に関してはまだ明かせないことが多いと前置きしつつ、このように答えた。

 山井氏「ユーザーの皆さんのお声はたくさん拝見しています。個人的な印象ですが、大きく分けて3つの世代のユーザーさんがいらっしゃるように思いますね。
まずは、ファミコンやスーパーファミコンの時代からシリーズを支えてくださっている方々。
グラフィック性能などの制約もあって“記号的”に描かれることが多かった当時において、映像やセリフで多くを語らずとも、そこに重厚なドラマと中毒性を見出された方が多いように感じます。
その後、シリーズの変革を志向した『III』から遊び始めてくださった世代の方は、3Dで描かれる世界を歩みたい、据え置き型ゲーム機でじっくり遊びたいと思っておられる方が多いのではないでしょうか。
そして、『IV』や『IV FINAL』でシリーズに足を踏み入れてくださった方は、キャラクターどうしの掛け合いや、寝っ転がりながらでも悪魔合体などをやり込める手軽さを評価してくださっているように思います。

 そういったさまざまなお声があることは承知していますので、『V』では、どの世代の方にも楽しんでいただけるような、その意味においては1つの集大成的な作品にしたいと思っています。
もちろん、『V』で追求しているドラマ、システム、キャラクター、価値観などは、いまの時代だからこそ『メガテン』で描いてみたい、まったく新しいものになりますし、なおかつ根本的な“メガテンらしさ”も大切にしています」


『真・女神転生V』ティザートレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=bvyCAFV9MbM