車椅子=小学生低学年視点で堪能したTGSを振り返ってみての感想は、
まず各メーカーは同じゲームの試遊台を数台設置するのならば1台ぐらいは背丈の低い子用に用意してもいいのではないかと身を持って実感した。

このままでは子どもに今の家庭用ゲームの文化が継承できなくなってしまう懸念も生まれた。
今の子どもたちの間ではスマフォやタブレットでゲームを遊ぶのが当たり前になりつつあり、
コンソールとゲームソフトのパッケージを購入する昔ながらのゲーム文化がこのままでは終わってしまうだろう。

その答えは筆者が車椅子だったからというわけではなく、ゲーム産業に携わっている人たちの高齢化によるものだと感じてしまう。
20年前は小中学生たちの将来なりたい職業にゲームクリエイターが常に上位へ君臨していた時代もあった。
それが今はどうでしょう。YouTuberに食われているんですよ。

つまり、スマフォやタブレットを使ってゲームもやるけど、YouTubeで動画を観ている視聴時間のほうが長いってわけですね。
現在のゲーム産業では若い人が育っていないことにも起因していると思うが(特にゲームライターや編集者は40代以上が大半)、
インターネットでの動画配信の普及でゲームプレイの配信がポピュラーとなったことで、
キツい言い方かもしれないがゲームメーカー側もモニターの向こう側のお客さんたちしかマーケティングをできてないようにも思えてしまう。