星1の生々しいレビュー拾ってきたけどよくこんなんで満点出せるわw
ほかのタイトルなら軽く2割は減点食らってるだろうに


いくつかのシステムが、このゲームを致命的にダメにしています。

まず武器(盾・弓)が消耗品な点。
耐久度は、新品か壊れかけかそれ以外の3段階でしか判別できず、修理もできません。
また全体的に耐久度は低めで、デッドライジングのマネキン並みにボロボロ壊れます。
その為、新しい武器を手に入れても、なかなか「試しに使ってみよう」という気持ちになれません。
拡張はできますが、武器の所持数制限も仕様に対し少な目に感じます。
それ以外もふくめて武器の仕様に関しては良い点が全くありません。武器に愛着やこだわりが持てないのです。
せもてニコイチ修理ができるか、たいまつの様な戦闘以外の用途があるものは、武器の所持数制限とは別の扱いになっていれば、少しはマシだったかもしれません。

次にがんばりゲージ(スタミナ)全般のシステム。
初期状態では5秒ほどしかダッシュできません。2倍になっても10秒です。2倍にするのに後述の祠を16か所クリアする必要があります。
マップのほとんどの場所をクライミングできますが、登りだしても、がんばりゲージが足りなければ、得るものはダメージ(リトライ)とストレスだけです。
がんばりゲージがなければ浅瀬でも溺れます。高い山からパラセールで飛び立っても、がんばりゲージが足りなければ飛び立つ前からリトライです。
がんばりゲージそのものが、広大なオープンワールドの足枷として機能しています。冒険心を殺してストレスを募ってくれます。
もう少し消費を少なくするか、そもそもパラセール滑空時は消費なしで良かったのでは・・・。

最後にキャラ成長と試練の祠。
操作キャラ(リンク)は戦闘やクエスト(チャレンジ)クリアでは成長しません。それはこのゲームがゼルダなので問題ではありません。
ダメなのはその成長方法です。
このゲームでは「克服の証」というアイテム4つでハート(HP)か、がんばりゲージを成長できますが、その場ではできず女神像の所へ戻る必要があります。
「克服の証」は試練の祠をクリアする事で1つ入手できます。試練の祠はゼルダの謎解き要素っぽい何かで、言ってしまえばアクションパズルのミニゲームです。
この祠が広大なマップに120か所も散りばめられていて、探してたどり着くのも一苦労ですが、ストーリーには絡まず基本的には寄り道になります。
この様にキャラクターの成長という要素が、冒険のテンポを著しく悪くしています。
女神像に戻る手間はファストトラベルで解消されますが、じゃあ4つたまったら即成長で良かった気がします。

蛇足ですが、このゲームはどれだけ探索してもマップの踏破状況は反映されず、エリアごとに存在する塔を登ることでマップが開示されます。
ダメとは言いませんが、せっかくマップを作りこんでるのに探索のやり甲斐が減ってる気がします。

総評としては、蛇足以外の上記3要素の相乗効果が致命的に作用して、遊んでいてストレスがたまる原因になっています。
もしココがこういう仕様だったら、と考えればキリがありません。
上記3要素に全く触れずに絶賛している人が沢山いるせいで、遊ぶ側の不満は作り手側へ届かず、改善も期待できない気がします。
ゼルダという看板も、ハイラルという下地も良かっただけに、残念で仕方がありません。
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