輝き失う任天堂スイッチ、新たなゲーマー獲得が鍵−2度目の年末商戦 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-27/PISBKD6KLVR501

・株価は1月から34%下落、時価総額は2.4兆円減少
・年度内の本体出荷は計画未達も、2万円強への値下げ必要と専門家


任天堂の家庭用ゲーム機ニンテンドースイッチが今年の
年末商戦を前に、試練の時を迎えている

人気ソフトが少なく、本体の出荷台数も自社目標の
3800万台を下回るとみられている

アナリスト8人の予想平均によると、スイッチの出荷台数は
2017年3月の発売から来年3月までの累計で3500万台にとどまる見通し

ウィリアム・オニール・アンド・カンパニーのアナリスト、
コルネリオ・アッシュ氏は「優秀なゲーム機となれるか
どうかは2年目を成功裏に収められるかが鍵」、
「投資家は任天堂が5年かけて9000万台は売れると
思っていたが、ここにきて、かなり不可能になってきた」と指摘する

また「株価はスイッチ発表前の水準に戻って行っている。
これは長期的な見通しからすると、良くないことだ」とコメント。
アナリストらが19年3月期の営業利益と売上高予想を
引き下げる中、任天堂の株価は1月の高値から34%下落し、
時価総額は2兆4000億円近くも減った

ウェドブッシュのアナリスト、マイケル・パクター氏は
「価格が200ドル(約2万2700円)を下回らない限り、
売り上げは伸びないだろう」と予想した

クレディ・スイス証券では、任天堂がスイッチの新たな
モデルを来年中頃に発売する可能性が強いとみている