>>953の続き

A操作が煩雑(はんざつ)
このゲームの操作は「複雑」なのではありません。「煩雑(はんざつ)」です。
複雑な操作でもキー配置を適切に行い、ポップヒントを上手に出せばプレイヤーはいくらでも楽しんでくれます。
昨今のゲームにおいて、インターフェイスは非常に重要視されています。
これを放棄してはいけません。失点です。

Bリアリティーの過剰な追求
人間の動きから風景まで、非常にリアリティーにこだわったこの作品ですが、ゲームにおいてリアリティーを追求しすぎると娯楽性が失われます。
だからと言ってリアリティーゼロでいいわけではありません。そこは上手にバランスを取れば良いのですが、それができなかったようです。
人間のモーションキャプチャに大変な労力を使ったようですが、そんな必要ありません。不要です。

C美しいグラフィックへの依存
現在、映像技術の進歩は凄まじく、もはや現実の風景とゲーム上の画像の差はありません。
「美しいグラフィック」など当たり前で、他のゲームとの差別化を図る要素にはなりません。
もちろん美しいグラフィックは素晴らしいのですが、数時間プレイすれば飽きてしまいます。
グラフィクが売りになる時代はもう終わりかけているのです。

D無個性なキャラクターたち
ゲームにおける登場人物には、何かしら強烈な特徴(外見・喋り方・声・シルエットなど)を持たせてプレイヤーに覚えてもらわなければいけません。
しかし、このゲームの登場人物たちは無個性すぎます。
ネイティブ・アメリカンとアフリカ系アメリカ人の間に生まれた人間が出てきますが、個性的だったのはそのキャラクターくらいでしょうか。
キャラクターに個性がないということは致命的な欠点です。