ソニー会長を1年で退任する平井一夫の打算的な理由
4/22(月) 5:58配信

それもあって、OBからは不評だらけの平井氏だが、会長を1年で辞めるのも平井氏なりの計算があるという。

「今年度決算でソニーは約8350億円の純利益を予想していますが、これにはカラクリがある。
同社が出資していた『スポティファイ』という音楽ストリーミングサイトの上場益が大きく底上げしているのです。
一方で事業別に見れば、AV部門は横ばいで、金融も落ち込んでいる。
赤字のスマホ事業が人員を半分に減らすのは報じられたとおり。得意のゲームもグーグルなどが猛追している。
言うなれば今が“名経営者”として辞められる時なのです」(経済部記者)

というわけで、35年いたソニーに別れを告げる平井氏は、今後どうするのか。平井氏を知るジャーナリストの片山修氏が言う。

「もう十分稼いだからすぐにビジネスはしないと思います。
平井さんは財界活動が嫌いで趣味は自転車ときている。
体型を保つために炭水化物を口にしないので、食事の付き合いもやりたがらない。
日本に未練はないのでまずは奥さんがいるアメリカに戻るでしょう」

日本では恨み節の合唱で、居づらいのだろうなんて声も。

「週刊新潮」2019年4月18日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190422-00560203-shincho-bus_all