任天堂がビジネスモデルの転換を進めている。米国の巨大IT企業が相次ぎゲーム事業を広げるなか、
サブスクリプション(継続課金)サービスが業界の新潮流になりつつある。
長年ゲーム機やソフトの単品販売でヒットの有無に左右されてきた任天堂は安定的にファンを
増やすビジネスモデルで出遅れ気味。

任天堂が出遅れたのは元来、子ども向けにゲーム機を手がけてきた「任天堂らしさ」へのこだわりも一因だ。
「(追加負担がない)買い切り型が定着すれば安心してゲームが作れる」(宮本茂代表取締役)という考えから、
継続課金モデルに距離を置き続けた。
「気に入ったソフトだけを都度買う方が安心」(ロサンゼルス市の男子小学生)と若い世代の声もあるが、
大人もゲームで遊ぶ習慣が広がった分、そのツケが出た面もある。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45987580S9A610C1000000/