先月傘下の勢力を率いて人ならざる者が住むと伝わる鬼ヶ島へ向かった桃太郎氏だが、先刻島の全土を制圧したようだ。
以前より同氏は自ら訓練したキジを伝書鳩のように使い戦況を幕府に報告しており、伝えられる戦況から島の制圧は近いと見られていたが、これほど早く作戦が完了した事に驚嘆の声が各所よりあがっている。
これにより桃太郎氏の名声や地位が更に上がる事は確実と思われ、正式な官位を与えるべきという意見も更に大きくなると思われる。
ただ鬼ヶ島には大量の財宝やその後の統治、降伏した原住民の処遇などの問題もあり、まだ状況を楽観するには早いという識者の意見もある。
今後の成り行きが注目される。