日本新聞協会と日本民間放送連盟は21日、新型コロナウイルスの感染者や医療従事者らへの差別、
偏見がなくなるような報道を心掛けるとする共同声明を発表した。

 声明は、感染者がインターネット上で実名を暴こうとされたり、医療従事者やその家族が心無い発言で
傷つけられたりしていると指摘。「こうした事態が続けば医療従事者が離職し、医療崩壊の危機が高まる」
と警告した。

 その上で、院内感染については正確な情報提供を求めるとともに、「センセーショナルにならないよう節度を持った
取材、報道に努める」と宣言。感染者の公表や報道についても「プライバシーを侵害しない範囲で提供する
観点から議論を深める」とした。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052100827&;g=soc