長いけど面白いから全意訳
MSを批判してるわけではないけど「まだ何も出してないよね、いつ出すの?」的な皮肉っぽい記事(´・ω・`)


【フォーブス】ジムライアン、Xboxスタジオの「支出の多さ」とプレイステーションの「有機的成長」について語る
byポール・タッシ
https://www.forbes.com/sites/paultassi/2020/10/31/sony-talks-xbox-studio-spending-sprees-versus-playstations-organic-growth/?sh=e5394cde1325

MSは過去1年間、さまざまなスタジオを驚くほど吸収してきたが、その仕上げにベセスダを75億ドルで買収した。
ジム・ライアンの最近のインタビューは、ソニーとMSの“ファーストを構築する考え方”の対称性を知る上で興味深い。


ジムライアン
「WWSは大規模な支出ではなく、非常に着実に、非常に慎重に計画された有機的な成長の賜物です。
おそらく最高の例だと思いますが...Naughty Dogの話もできますが、彼らは常に素晴らしいゲームを作っていますからね…。」

「ここは『ツシマ』の話をしてみましょう。このゲームは、サッカーパンチがこれまでの作品をベースに作り上げたことを物語っています。
同様の成長を遂げたスタジオが5、6社あるのは幸運です。何年も何年もかけて取り組んできたからです。その結果です。」

「私たちは、非常に静かに、“プレイステーション的な方法”で、スタジオと一緒に特別なものを作り上げてきました。
(MSのような)『熱狂的な買収』もあれば (SIEのような)『慎重な買収』もあるし 『組織的な買収』もある」


ライアンの言う通りで、ソニーのファーストが時間の経過とともに進化し、最近ではサッカーパンチやインソムニアックがGOTYを争う強豪へと成長していくのを見るのは興味深いものがある。



MSファーストはソニースタジオのように「有機的に」一貫した例が少なく、ライアンが言うような「熱狂的な買収」が多くなっているので、今現在は、なんとも言い難い場所にいる。


一例としてBungieからHaloを引き継いだ343があるが、Halo Infiniteの製作に苦心しており、無期限の遅延を引き起こして、いつ発売されるのかは全く不明だ。

MSの有力IP、Forza Horizonの開発であるPlayground Gamesは、新しい分野のゲームに挑戦して、新境地を切り拓こうとしているが、この先どうなるのかはわからない。

The Initiativeは新しいスーパースタジオで、ダークホースかもしれないし、そうでないかもしれない秘密のプロジェクトに取り組んでいるが、
ゼロから組み立てられたスーパーチームがこれからどのような作品を作るのかは未知数だ。

そしてもちろんBethesdaは、FalloutやElder Scrollsのようなメガヒットシリーズを同じレベルの品質で作り続け、
それが実現すればXboxの "自動的な"勝利となるだろうと推測されている。
しかし、その成果が出るのはまだ数年先であり、まだ契約も確定してはいない。


要するに、ソニーが何年も同じスタジオと一緒にいて、彼らの成長を見守ってきたのに対して、
MSのアプローチは、基本的には、プロジェクトのほとんどすべてがまだ制作中であることを考えると、
それがどのように展開されていくのか、まだ実際には一切何もわからないということだ。

MSがこのようなソニーとは異なる哲学で、“ソニーのファーストと同等のゲームを作ることはできない”と言っているわけではないが、
ファーストスタジオの契約の多くが、ごくごく新しいものであること考えると、我々にはまだそれを見極める術はない。


興味深い世代になりそうだ。