学校を単なるキムタクがはっちゃけるだけのミニゲーム施設にせずシリアスな使い方にする模様


https://www.famitsu.com/news/202105/08219881.html
名越稔洋(なごし としひろ)
龍が如くスタジオ総合監督。『デイトナUSA』や『龍が如く』シリーズなどを世に送り出した実績を持つ、セガの誇る名物クリエイター。
現在も龍が如くスタジオを率いて、第一線で活躍を続けている。

――アクションに関する詳しいお話は後ほどお聞きするとして、まずはストーリーに関して教えていただきたいと思います。
前作はシリアスなメインストーリーでしたが、本作はどんな方向性なのでしょうか。

名越
元弁護士の探偵が謎に挑むリアリティーのある物語で、現代社会に生きている人にシンパシーを感じてもらえるストーリーとなると……やはり社会性の高いテーマは欠かせません。
今回も、非常にセンシティブなテーマを選んでいるので、本作をプレイした方からはいろいろな意見が寄せられるでしょうね。

――舞台のひとつに学校があるということですので、学校が関連するようなテーマになるのかな、とも思ったのですが。

名越
キーワードとして“いじめ”というものが何度も出てくるのですが、いじめをテーマにしているわけではありません。
ただ、いじめをきっかけに事件が起きて、それが悲劇へとつながっていきます。
いじめは世界中にある普遍的な問題で、テーマにもなり得るのですが、本作ではもっといろいろな“不条理”が語られることになります。
不条理に悩む人や不条理を許せない人がいて、法に則った正義を掲げる人もいれば、法を無視した正義という手段をとろうとする人もいる。
そんないろいろな人の考えかたが交錯するなかでドラマが生まれる。
……そういう意味で言えば、作品の根っこにあるものは前作と共通する部分があるんですよね。
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