ライオットゲームズのリーグオブレジェンドeSportsがこれまで一度も利益を上げていなかったことが判明した。
これはこの部門を統括するジョン・ニーダム氏が報道陣との質疑応答で明らかにしたもので
彼は一度たりとも利益を上げてはないと認めている。
ただ同社にとって赤字であるのは深刻なことではないとし、たとえ今後10年間で一度も利益を上げなかったとしても
事業を継続するだろうとの見通しも示していた。

またニーダムはここ2、3年は「自分たち専用の場所」を築くために
多大な時間を費やしてきたと説明。
その上で重要なのは個々のeSportsチームが利益を上げやすい状態にする事であり
自社の採算をとることは必ずしも優先項目ではないと述べている。

「もし個々のチームやスポンサーにとって素晴らしい商業環境を作ることが出来なければ
 この事業は間違いなく長続きしないでしょう。
 私達が常に最大限の気を使っているのはそこです。
 如何にして、このビジネスに関わっている全ての人達が利益を享受できるのか。ここが重要なのです」
と、彼は現状について分析していた。

ライオットゲームズは以前、リーグオブレジェンドをより多くの消費者に売り込むため
ゲームのトーナメント大会を主催したと話していた。
つまり、裏を返せば彼らにとって大会自体を黒字化させるのはそれほど重要ではないのだが、その一方でニーダムは
少なくとも五分五分の状態に引き上げ、赤字にはさせない事がスポーツ事業の最終的な目標だとも語っている。
https://www.gamesindustry.biz/articles/2021-11-03-league-of-legends-esports-hasnt-been-profitable-report