アニメ『「進撃の巨人」The Final Season』の製作委員会は15日、公式サイトを更新し、14日に受注開始したグッズ商品「マーレの腕章」について、「人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化したことは配慮を欠いた行為であった」とし、該当商品の受注・販売を中止することを発表した。

 サイトでは「11月14日に受注を開始した「マーレの腕章」につきまして」とし、「当該商品は、作中に登場するキャラクターの衣装を再現した商品として制作いたしました。しかし、作中で人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化したことは配慮を欠いた行為であったと認識しております。大変申し訳ありませんでした」と経緯とともに謝罪。

 「『進撃の巨人』製作委員会は、いかなる差別も認めるつもりはございません。つきましては、本日11月15日、当該商品の受注・販売を中止することにいたしました」と報告し、「すでに商品をお申し込みされた皆様、ならびに「進撃の巨人」ファンの皆様にも深くお詫び申し上げます。今後は同じことの無いよう、より一層気を引き締めて運営を行って参ります」とした。

 実際、同商品の販売について、ネット上では「海外勢の反応もしっかり受け止めてください。こんなものをグッズとして売り出すのは恥ずべき行為です」「悲劇の象徴のようなものを公式商品にするのはどうなのでしょうか…」「ぜこれを出そうと思ったのか…商品開発の時点で誰も疑問に思わなかったのですか?」などと非難する声が出ていた。

https://contents.oricon.co.jp/cdn-cgi/image/width=750,quality=85,format=auto/upimg/news/20211115/2213992_202111150122782001636976461e.jpg

https://www.oricon.co.jp/news/2213992/full/