『ゼルダ』シリーズを愛するプロバスケ選手、ゴールを決めるたび作中の効果音でドーパミンを放出
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NBAリーグのプロバスケットボール選手、ジャレット・アレン氏の“ゼルダ愛”が海外で注目を集めているようだ。
同氏の所属するチーム「クリーブランド・キャバリアーズ」の試合では、彼がスコアを獲得するたびに作中の効果音が鳴らされ、任天堂の名作アクションゲームの楽曲が会場全体に響くユーモラスな様子を感じられるという。

アメリカ・テキサス州オースティン出身のジャレット氏は、1998年の生まれ。
大学在学中から頭角を現していた同氏は卒業を待たずにプロリーグのドラフトへ名を連ねた2017年、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(以下、時オカ)をお気に入りのベストゲームに挙げるツイートを投稿し、ひそかな話題となっていた。

同作の発売年は彼が生まれた年とも重なることから、思い入れはとりわけ深いようだ。
また、2016年には大型ゲームイベント「E3」で報じられた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の発表にもTwitter上で反応し、「これは『時オカ』を超える、シリーズ屈指の名作になるかもしれないぞ…」と期待のコメントを寄せている。

そんな同氏の“ゼルダ愛”が再び脚光を浴びるようになったのは、2022年1月14日(金)に公式サイト上に掲載されたアメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」のコラムがきっかけ。
「ジャレット・アレンとゼルダの甘い関係(Jarrett Allen’s Zelda love affair)」と題された小見出しの中で、効果音が試合中に使われるようになった背景が明かされている。

コラムによれば、2021年に「ブルックリン・ネッツ」から移籍してきたジャレット氏に対し、キャバリアーズの運営スタッフが「何か試合中にかけて欲しい曲はないか?」と尋ねたところ、10秒ほど考えたのち「ちょうどピッタリのがある」と即答。
『時オカ』でステージの仕掛けを解いたりした際などに流れる、いわゆる“謎解き音”を提案したとのこと。

かの音楽がコートに鳴り響くシーンは、冒頭に挿入したハイライト動画から確認できる。
華麗にプレーが決まった際の高揚感に謎が解けたときの爽快な気分が加わり、興奮を一段と高めてくれるような気がしてならない。
スポーツとゲーム音楽の相性については、まだまだ開拓の余地があると言えそうだ。