2022年11月1日に発表されたソニーグループの2022年度第2四半期(7月~9月)連結決算において、当該四半期に330万台のPlayStation 5(PS5)が売り上げられたことが明らかになりました。これにより合計販売台数は2500万台に達しましたが、一方でゲームソフトウェアの売上は減少しました。

2022年度 第2四半期 連結業績概要
(PDFファイル)https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/pdf/22q2_sonypre.pdf

2022年度第2四半期連結業績補足資料
(PDFファイル)https://www.sony.com/en/SonyInfo/IR/library/presen/er/pdf/22q2_supplement.pdf

PlayStation Plus has lost nearly 2 million subscribers since its revamp | VGC
https://www.videogameschronicle.com/news/playstation-plus-has-lots-nearly-2-million-subscribers-since-its-revamp/

Sony has sold over 25 million PS5s | Engadget
https://www.engadget.com/sony-has-now-sold-25-million-play-station-5-consoles-090420808.html

発表によると、2022年度第2四半期におけるソニーグループの売上高は前年同期比3825億円増の2兆7519億円で、営業利益は前年同期比256億円増の3440億円でした。

ゲーム&ネットワークサービス分野の売上高は前年同期比753億円増の7202億円となったものの、ゲームソフトウェア開発費の増加や、ゲーム企業・Bungieの買収に伴う費用計上、自社制作以外のゲームソフトウェア販売減少などの影響を受け、営業利益は前年同期比405億円減の421億円となりました。

補足資料によると、2022年度第2四半期におけるPS5の販売台数は330万台であり、前期(4月~6月)比90万台増と順調に数字を伸ばしています。

一方でゲームソフトウェアは伸び悩み、販売本数はPlayStation 4(PS4)とPS5を合わせて前年同期の7640万台から6250万本に減少しました。なお、ソフトの内ダウンロード版が63%を、残りをディスク版が占めていました。

2022年6月に大幅に刷新されたゲーム用サブスクリプションサービス「PlayStation Plus」の会員は減少傾向にあり、前年同期に4720万人だった加入者は、今期に4540万人まで落ち込みました。なお、当該四半期の最終月にサービスを利用したユニークユーザー数の概算値は前期比100万人減と微減でしたが、これはソニーグループがユーザー数を報告し始めた2020年以降最少となっています。

今後の見通しについて尋ねられた十時裕樹CFOは、ファーストパーティを含めたゲームソフトウェアの成長見通しが明るいこと、2023年にPS5の累計販売台数がPS4を超えるという当初の目標を崩さない姿勢であることなどを語りました。

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https://gigazine.net/news/20221102-sony-2022-q2/