0001名無しさん必死だな
2023/03/11(土) 16:08:36.23ID:wwLCUPfV0ソニーは見事に復活して、新しい世界を切り拓いている。
コロナ禍、地政学的リスクやインフレに直面する中で、独自の成長を見せている。印象深い論点をいくつか取り上げてみたい。
・吉田氏は社長に就いて4年、クリエイティビティを担うクリエイターを重視している。社員の自主性を活かすことが何よりも大事で、社員が①会社に共感できるか、②情熱を向けられるか、③大切な時間を共有できるか、を強調する。
・会社のパーパスはそのための指針である。自立とクリエイティビティはつながっており、「クリエイティビティとテクノロジーで感動を」を実践している。
・パーパスはまさに自分たちの存在意義であり。エンタメは人と人を結び付け、感動を呼び起こすはずである。パーパスと利益をつなぐのもクリエイティビティにある、と語る。
・テクノロジーも、経営と切り離せない。メディアは変化し、進化している。メディアはコンテンツを運ぶものであり、媒介するものである。ソニーは放送のメディアデバイスで成長してきたが、今やネットワークがコンテンツを運ぶ主役となっている。
・その中で、ソニーは一時遅れをとり苦しくなった。コンピューティングと通信のキャッチアップに苦労した。ゲームとプレステで対抗し、ようやく遅れを取り戻した。
・コンテンツを創るという点で、クリエーションサイドに重心をおいている。それを届けるには、ネットワークも重要である。音楽、映画、ゲームというエンタメが、今や売上の5割(かつては2割)を占めている。いずれも20世紀に仕込んだものが花開いている。
・クリエイターに愛されるソニーになるという観点において、エレクトロニクスのテクノロジーはベースとなる。バーチャルプロダクションには、デジタルシネマカメラやゲームエンジンも活きている。CMOSセンサーに4年で1兆円の投資を行うものも、スマホを軸としたクリエイティブデバイスのコアでリードするためである。
・ソニーは誰と戦っているのか。GAFAはライバルか。そうではないという。ソニーはクリエーションサイドにいる。GAFAはビジネスパートナーである。ネット時代のユーザーは変化が素早い。そのネットサイドにつくよりは、コンテンツのクリエイターサイドで勝負している。
・Web3、メタバース、NFTなどが始まっているが、コンピューティング&通信から生まれた空間がメタバースである。デジタルツインもそうである。ソニーはリアルタイムのエンタメ空間を活かしていく。
・エンタメの醍醐味はライブにある。ライブは、時間と空間の共有である。ライブエンタメに向けて、スポーツに力を入れている。次に仮装空間を作り、そこにインターラクションを提供していく。ゲーム、音楽、映像がまさに一体化してくる。
・モビリティの位置づけはいかなるものか。ソニー・ホンダモビリティでは、新しい空間に着目している。コンピューティング&通信が空間の中で活かされ、その空間が移動する。従来の車が単なるEVへ変わるのではなく、移動する空間の機能がソフトウェアで定義されるようになる。CMOSが車の中で多用されるようになる。
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/70e5d97926416b1fa14c742a99607490b59928f9