「ママを殺してしまった」
「ママはもっと生きられたと思うんです。まさか死ぬとは思わなかった。
介護をつらいと思ったことはないんです、ママを失うことに比べれば…。
本当に、私が殺してしまったんだと思います」

藤真利子(62才)はそう声を詰まらせた。