そして、ある時から自分の視界に異変を感じました。
ちゃんと現実を見ているのに、視界がまるでテレビを見ているような感覚になったのです。
まるで自分はこの世界の別の、どこか他の所にいて、今見ている世界がテレビの中のような感覚です。
「なんだこれは!?テレビ!?」と思いました。
夜はまったく一睡もできず、日中は身体が重すぎて、動くこともできません。
横になっているのに、身体中が痛くて、なぜか勝手に涙が出てきます。
どう考えてもおかしいと思い、インターネットで症状を調べて、精神的な病気の可能性があると思い、
精神科を受診しました。「離人症」と診断されました。非常に強いストレスを受けると発症するそうです。
生まれて初めて精神病にかかりました。精神病を飲んでなんとか楽になるも、薬の効果が切れると辛いので、
また精神病を飲む。そうしてなんとか、必死に生きていました。