持田 盛二(もちだ もりじ / せいじ[注釈 1]、1885年(明治18年)1月26日 - 1974年(昭和49年)2月9日)は、
日本の剣道家。段位は範士十段。「昭和の剣聖」と称される剣道家の一人。

80歳を過ぎても稽古を続け、現役選手を寄せ付けなかったといわれる。
盛二が80歳のときに初めて稽古した舩坂弘(剣道教士六段)は、自著『昭和の剣聖・持田盛二』において
「不思議であった。範士の前で竹刀を構えてからまだわずかの時間しか経過していないのに、
私の顔面には汗がしたたり落ち、全身が熱くなっていた。息はもう途切れはじめていた…」と述べ、
太刀打ちできなかったと証言している。