バセドウ病

まず始めに甲状線機能亢進症ですが,これをきたす疾患としてはバセドウ病が有名であります.この病気は,甲状腺が腫れていて代謝が活発化した結果,脈拍の増加,血圧の上昇,体温の上昇,発汗の増加,体重減少(食欲は亢進),下痢などに加えて,

精神の高揚や眼球突出なども見られます.そして神経症状としては,手の振るえ,複視,甲状腺中毒性ミオパチー,周期性四肢麻痺の合併などがあります.


よく見られるのは手の振るえ(振戦)であり

バセドウ病は,血液中の自己抗体が甲状腺を刺激して起こる自己免疫性疾患の1つであります

この状態は徐々に進行して気付かれないでいると『けいれん』,幻覚,認知症さらには意識障害(粘液水腫様昏睡)をきたすこともあります