仏教は絶えず生成と改変、さらには革新をくり返していくものであると結論づけている
イスラム過激派などがしばしば、コーランの教えに従えという教条主義的な運動を起こしたりするが、そのような運動はたいてい現代を否定して過去に戻ろうとする方向に行きがち
仏教は時代に合わせて教えをアップデートできる優れた宗教なのではないだろうか

ブッダの考え方の特色は、「肯定」も「否定」もしないこと。「なるべく良し悪しを判断しない」という発想に立ちます。

「空(くう)」の思想:すべての世界を否定、すべてのものの価値を認める
インド仏教が生んだ「空の思想」は、この世にあるものすべては存在しない、と考える。 神も世界も私すらも実在しないという「空」とは、いったい何か?