ニート統合失調症英一郎のゴミ屋敷注意し壮絶な逆襲にあう 
元農水次官・熊沢被告がみた修羅

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長年、熊沢被告が英一郎と関わり合いながら、見守り続けてきた様子が明らかになった。

中学生の頃から家庭内暴力が始まり、妻に暴力を振るうようになった英一郎に熊沢被告は、時に手で制止し、時に言葉で諌めながら向き合ってきた。
高校卒業後、英一郎は日本大学の理工学部に進学したものの休学。

「息子の意向を聞いたところ、日大に通うよりアニメ関係の勉強がしたいと」(熊沢被告 以下同)

そこで、代々木アニメーション学院へ進学させた。その進路も、熊沢被告が探してきた。

日大に進学したときから、アパートで一人暮らしを始めていた長男の元へは、月に一度は顔を見に行っていたという。

「薬を届けないといけないので、必ず月に一度は訪ね、生活状況や精神状態を観察し、また英一郎はゴミの片付けができないので、私が片付けをして、そのあとファミレスで一緒に食事……コミュニケーションを図ることを心がけていました」

長男の主治医だった精神科医も証人として出廷した。長男は前の主治医からは「統合失調症」と診断され投薬治療を続けていたが、証人が主治医になる際に改めて診察した際「アスペルガー症候群」だと診断したという。
投薬治療は事件が起きるまで続けられており、事件直前まで一人暮らしをしていた長男の元へ、熊沢被告が薬を届けることもあったようだ。

ゴミを片付けようとすると『帰れ』と言われてゴミが溜まっていた。ゴミ屋敷になったからいられなくなったのかなと思っていた。
その日も私は、ゴミ屋敷になっていることが頭に常にあり、掃除しなきゃ、ゴミを片付けなきゃ、と言葉で発したと思います。

すると『ゴミ捨てろ、ゴミ捨てろばかり言いやがって』と長男が逆上し襲ってきました。殴る蹴る、そのあと、髪の毛を鷲掴みにされ、サイドテーブルに叩きつけられ。必死に玄関のところまで逃げましたが追いかけられ、
また殴る蹴るされ、玄関ドアやコンクリートの三和土に叩きつけられました。必死に外に逃げましたが、
そこにも追いかけてきまして、殴る蹴るされ、鉄製の物置の壁に頭を打ち付けられました……」