◆ 第4部「 竹内流 」宗家・相伝家 と 紛らわしい流派団体について【 注意喚起! 】

「 竹内流は天文元年(1532)、美作国一之瀬城の城主竹内中務大輔久盛が創始し、
二代目常陸介久勝、三代目久吉と親・子・孫三代にわたって大成された捕手・柔術です。

戦国時代に生まれ江戸時代を通じて練成された形は貴重な武術であると同時に、
竹内家(藤一郎 家・藤十郎家)だけがその流儀と血脈を継承している文化財です。

門弟は掟によって「他人に師を名乗ること」が厳禁されています。
元々は竹内藤一郎がただ一人の師でしたが、天保7年、流儀の血脈が絶えるのを防ぐために相伝家を創設し、
竹内流の流儀は宗家竹内藤一郎と相伝家竹内藤十郎の二人となりました。

美作・備前・備中・備後などには竹内流の門弟が散在していますが、近年は全国に広がっています。

なお、竹内流の正式な免状や巻物は一子相伝の宗家または相伝家が発行したものだけです。

現在では、竹内流は「柔術の源流」とか「作州で棒を振るな」などと親しまれています。 」

         ( 出典:平成28年9月18日「第40回岡山県古武道祭」岡山県武道舘/ 配布冊子・6頁上段より )