「まぁそれでもおちびちゃんがしんじゃうと、とってもくさいのだけはゆっくりできないね!
 だかられいむはいままで、ゆっくりをたべたことなかったんだけど…………」

「ひぃぃぃっ!ひぃぃぃっ!!!くりゅなぁぁ!!こっちくりゅなぁぁぁっ!!」

「おちびちゃん、とってもおいしそうなにおいがするねぇ!」

「ゆへぇええええええええ!?」


まりしゃが動くたびに漂うバニラの香り。
それはもちろん饅殺男が噴きかけたスプレーのもので、麻薬のよう危険な魅力を放っていた。


「ま、まりしゃおいしくないのじぇぇぇぇぇっっ!!いやじゃあああああああああ!!」

「あまあまさんのにおいがするおちびちゃんなんてはじめてだよ!れいむとってもうれしいなっ!
 ゆっ、よだれさんがたれちゃった!ゆへ、へへへ!」

「ゆぴいぃいいいいいいいいいいいい!!」