台風で服が破けそうな豆腐

「うううっ!!このままでは異界装備が飛んでしまうでござるうーーー!1!」
「豆腐ーーーー!!今この無条件100個ボックスで助けてやるからな!!」
豆腐を助けようと必死の形相でボックスを見つめ、インファはその蓋をこじ開ける
−プレゼントセット結果− アメイジングボックス × 100
「はぁぁぁぁ!?ハンマーも4つしか無いのにこんなのが出てどうするんだよ!」
仕方なく手持ちのハンマー一つだけ叩き割ると少女が飛び出した
「じゃーん!!中にはさもちゃんが入っていたのでしたぁ!!・・・驚いたさもぉ?」
「驚いたじゃねぇ!くそ…そうだ!お前爆弾カバンつけてるよな!?」
インファはサモの体を隈なくチェックし始める
「もちろん持ってるさも!これはこの前エレちゃんがくれたさもよ♪」
嬉しそうに爆弾カバンを見せるサモだがインファは無視して続けた
「お前PTに入りたいんだよな?PTメンバーの豆腐を助けたいと思えるか?」
突然の言葉に驚きを隠せないサモだったがしっかりと力強く頷いた
「勿論さも!」
「上出来だ、所で異界はどうして三人制限か知ってるか?」
そう言いながらインファはサモの頭を鷲掴みにする
「さも?」
そのまま勢い良く台風の目にサモを投げつけた
「この時のためだ」

「インファ殿…サモ殿…っ 拙者異界装備でいたいでござる!!」
「そんなことわかってるぜ」

投げつけられた衝撃と爆弾カバンの威力で爆風が巻き起こる
台風は爆風とけんちおの強化失敗の衝撃で中和されていく
疲れきった豆腐が異界前で目を覚ました時、ヘンドンマイアにはしんしんとけんちおオーラが降り注いでいた…