案も無い人の空気           0013−−−4
 この時問題になったのが性欲のはけ口だ、最初は娼婦を乗せていたらしいが、遠洋に
乗り出せば女性を巡る事件が頻繁になり、結局は荒くれ船乗りには鶏や猿などの動物が
あてがわれ、船長には幼い少年や現地の奴隷があてがわれた。という経緯をたどった。
そこで、宣教師もそういった性欲のはけ口の対象物として標的にされる事も多かった。
オーストラリアに男色家のホモ連中が多いのは そうした迷惑な厄介なモーレツホモの
連中を置き去りにして航海を続けた経緯もあるからだ。命がけの大航海に性欲のつよい
輩は各地で問題が多発するからだ。でそうしたカトリックの宣教師も寄宿舎などで幼年
時代を集団生活させて慣らしておいて世に出す手法は紀元前の戦士養成の頃から既に起
こっていた。というのが人類史の歴史であったが、近年にその暴力性交にNOをつきつ
ける事こそ本当の人間だ。という主張が出て来た。我々は近年の米国社会の黒人差別を
一面でしか見てないが、実はこうした自分の住む世界外を敵ないし奴隷や獣とする風潮
は白人優位主義者の特徴と取られていた。中世時代からずっーとこうした外部阻害(そ
とものそがい)思考はあって、例えば金の貸し借りにも、同じキリスト教では金利は取
れない。ユダヤ教やイスラム教も同じに宗教上は取れない。そこでバチカンはユダヤに
貸付、ユダヤはキリスト教に貸して互いに法外な金利を取り合った。宗教上は福祉的に
貸すのであって、それこそ元本すらも請求できない括りが宗教の教義に課されていた。
見かねた市民達がそうしたいい加減な匙加減の金利でなく一定枠で一定の基準の貸付の
を行うようにしようと作ったのが今の銀行である。ベルギーやオランダは北方民族も多
くやって来ていて誰も、何処も貸さなかったのだ。そこでロシア大公から資本を借りて
そうした市民金融を作った。それが大航海時代には保険を創り株式投資を作って、英国
の工業化のきっかけを促した。産業革命と言われるものだ。