>>274
以下は
新型コロナ、年齢や持病など「重症化リスク」の真相
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/050800015/051100004/?ST=m_labo
からの引用です。

(略)
80歳以上で確定診断がついた患者の15パーセント近くが亡くなります。
一方、10代から30代までが0.2パーセント、40代が0.4パーセントでした。
たしかに高齢者よりも低いですが、これも決して低いわけじゃないんです。

誰でもかかるような病気で、10代、20代の若者が0.2パーセント、1000人に2人亡くなるというのは、やはり大変なことですよ。

この年齢別のCFRが報告された時には高齢者のリスクが高いということばかり強調されて報道されたんですが、
若者が0.2〜0.4パーセントというのは決して低くないというのが公衆衛生学的なセンスだと思います」

 この場合、「だれもがかかりうる病気」であることが、ひとつの大きな要素だ。
10万人に1人しかかからない病気で0.2パーセントの致命割合なら、絶対数としては多くならない。
その病気で亡くなるのは、1億人の中で2人だ。
(略)
一方で、COVID-19の場合は、文字通りだれもがかかりうる。
ワクチンなどがうまく開発できない場合、集団免疫が確立するまで人口の半分以上が感染してやっと収束することになるだろうし、
あまり考えたくないが、感染しても免疫が確立しない場合や、免疫がすぐに弱くなってしまう場合など、本当にほとんど全員がかかることになるかもしれない。
(略)
ここであらためてインフルエンザとの比較をしておくのもよいだろう。
季節性インフルエンザの年齢別致命割合(CFR)はきちんとした数字が出ていないので、
2009年のH1N1インフルエンザのパンデミック(日本では一般の人は忘れていることも多いが、これもパンデミックになった)の際、
10代、20代の致命割合(CFR)は、日本では0.0001パーセントから0.0005パーセントだった。
COVID-19の0.2パーセントと、実に3桁も違う。

「もう、これは比べる意味があるんだろうかというほどの差がありますよね。
2009年のH1N1は、2011年3月から季節性インフルエンザとして扱われるようになったので、
これも、その意味ではひとつの季節性インフルエンザの致命割合として見てもいいかもしれません。」