マインツ大学のマスク有用性の論文

長いのでドイツ語版の要約だけをちらっと見ましたが、
東ドイツのイェナという町で、ドイツ全体に先駆け
マスク装着義務が4月6日に導入されました。

これは、公共の場やスーパー、店舗、電車、バスなどの
公共交通機関を利用する人は、マスクをしなければならない、
という義務で、その後ドイツ全体に導入されました。

ドイツ語版3ページにある左側の図をみると、マスク装着義務が
導入された4月6日から2-3日後に感染者数(実線)が
シミュレーション(点線)と大きく乖離したことがわかります。
しかしウィルスの潜伏期間や届け出日時とのタイミングを考えると
この効果の著しい違いは、早すぎます。

そこで、マスク装着義務は4月6日から導入されたものの、
マスク装着義務導入が予告された3月30日から、人々の
自粛効果や自発的なマスク着用を勘案すると、統計的に
ちょうどよく説明がつくことになります。(3ページの右側の図)
https://download.uni-mainz.de/presse/03_wiwi_corona_masken_paper_zusammenfassung.pdf