以下は
新型コロナの厄介さと怖さを知る:2つの致命割合CFRとIFRとは
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/050800015/051100003/?ST=m_labo
〜の引用。

□誤解されやすい致命率
「疫学でよく使われる病原性の指標である致命割合は、CFR(Case Fatality RatioまたはRisk)というものです。
これは確定診断がついた患者のうち、その感染によって死に至る割合です。
分母が確定診断がついた患者だというところがポイントです。」
(略)
「これまでに分かっている感染症の致命割合(CFR)は、SARSが10パーセント、MERSが35パーセント、スペインかぜが3パーセント、アジアかぜが0.5パーセントと言われています。
そして、これまでのところCOVID-19は、1パーセントから10パーセントというふうに幅があります。
これは、国によって、検査体制や医療体制、さらには、感染者の年齢分布が違うためだと考えられます」
(略)
□単純ではないインフルエンザとの比較
(略)
「日本で、季節性のインフルエンザで確定診断がついた患者数(推定値)は年間1000万人ほどで、直接の死者は2000〜3000人です。
とすると、致命割合(CFR)は0.02〜0.03パーセントですよね。
でも、一般には一桁大きな0.1パーセントという数字をよく見ると思うんです。
これは、分子をインフルエンザ関連死も考慮して推定した超過死亡1万人としたものです。
だから、これと比較するのは間違いです。
COVID-19の致命割合1パーセントから10パーセントと比較できる季節性インフルエンザの致命割合は0.02〜0.03パーセントで、COVID-19の方が2桁以上大きいんです。」
分子にあたる死亡者の数が数え方によって変わってくるという話だ。
(以下略。要参照)