新型コロナ治療薬として期待のアビガン、臨床試験で「有効性判断できず」

アビガン 臨床結果から「有効性判断できず」
新型コロナウイルスの治療薬として期待される「アビガン」について、藤田医科大学など全国47の医療機関が行った臨床試験について、
アビガンの有効性について判断は示されなかった。

 臨床試験は、新型コロナウイルスの患者89人を対象に実施された。その結果、比較的早く薬を投与された患者は熱が早く下がる傾向がみられたという。
しかし症例数が少なく、藤田医科大学は「偶然結果が出た可能性を否定できず、統計的に有効性を判断できない」としている。