イギリス、フランス、ドイツ、イタリアは第一波がとても大きく、
第一波の死者も多かったから
グラフにすると第二波の死者がほとんど見えないが、
人口比にすると今の日本くらいは毎日死んでいる。
(その中の最も優等国であるドイツでも人口比で死者は日本の
10倍以上)

それでもその程度で済めば、第一波の致死率とは10分の一とかの
15分の1とかのレベルになるから、ここ二週間くらい注目に値すると思う。

先に言ったように、第二波では日本だけでなく欧州各国で
重症化、死亡までの日時が伸びている。

これは各国とも早期PCRやPCR検査の拡大、それによる若者の
感染者の割合の増加が理由かもしれない。
さらに医療・保健・行政体制のノウハウが蓄積されたことも
大きいだろう。
(あるいは弱毒化や免疫かもしれない。あるいはただ単に
夏だからかもしれない)

上記のヨーロッパ各国の新規感染者は500から7500くらいあるから、
統計上の誤差が少なくなるので有利だ。

数字が大きくなれば、コロナ死以外の死者が紛れていたり、データ入力者が
誤って入力してしまうなどの集計ミス、また第三国にいた配偶者や恋人を
ドイツに呼び寄せ、その人が陽性だった場合ドイツの統計に含めるかなど解釈の問題
による誤差を少なくできる。現在、日本でダイヤモンドプリンセス号の
感染者と死者を日本の統計に含めても、全体の差はほとんど変わらない。

またドイツでは、「コロナによる死、あるいはコロナに関連する死」として発表されているから、
ドイツでも死者数はそれほど厳密ではない。ドイツの死者は毎日数名から
15人ほどで、人口比は日本の2/3。これをどう解釈するかだろう。