一律の現金給付は確かに不要かなと思う。前回の給付は事態が本格的に悪化してきている中で
ともかく取り急ぎでしかたなく配った感が強い。非正規労働者のように低賃金で貯蓄もなく
即首を切られて生活に行き詰まるような層に対しては意義があったと思うけど、それ以外の
特に今すぐ生活が破綻しない層にとっては単なるラッキーな臨時収入でしかなかったわけで
麻生大臣が「配った金は結局貯蓄に回った」とか言ってるのは、その辺の無駄金に対する
不満もあったのではないかと思う

ただ困窮層にも配る気は無いと言うのはどうなのと思った。一年近くあったんだからその間に
配るべき層の選定をする時間は十分にあったんじゃないかと。貧民に金を配るくらいなら
企業に金を配った方がいいと思う人は多いようだけど、とくにアベノミクス以降法人税は下がり
給料が上がらない割には消費税を始め国民の税負担はうなぎのぼりという状態であり、
そのような状況下で少なくない数が存在する貧困層が軒並みダメになって本当に大丈夫なのか?
と思う

国会でもコロナ対策への予算がその後の経済振興策につぎ込む予算の半分以下しかついていない
ことを突っ込まれてたりしたけど、エコカー減税とか住宅ローン減税とか、この状況下で
そんな高額消費ができる層への支援が急を要するとは思えない。Go To といい本当に順序が
おかしいんでないか?それ今必要なんか。金持ちはますます金持ちになって貧乏人はどんどん
貧乏になるというのはある種の摂理なのかもしれないが、今それはさすがに程度問題では

生活貧窮者への対策はやると言っているし確定申告の期限も延長されるようなので、その間に
これは払えないダメだで潰れる層をなんとかかんとか救えるよう努めてもらいたい